国際エネルギー機関(IEA)は、石油輸出国機構(OPEC)非加盟国による第1・四半期と2012年の原油供給見通しを下方修正。世界の原油需要見通しは据え置いています。
IEAはOPEC非加盟国の第1・四半期の原油生産について、日量30万バレルの増加になるとの見通しを示し、従来予想の同49万バレル増から下方修正。予定外の生産停止が同75万バレルを超えるためとしています。
また、2012年のOPEC非加盟国の生産の伸びについても日量90万バレルから同73万バレルに予想を引き下げています。
IEAの石油産業・市場部門責任者は、今回の月報ではスーダン、南スーダン、シリアの生産量評価を引き下げたことが主な変化だと述べています。
2月のOPEC加盟国の原油生産は5カ月連続で増加。日量3142万バレルで2008年10月以来の高水準に。サウジアラビアからの供給量は、ほぼ30年ぶり高水準の日量約1000万バレルとなり、余剰生産能力は200万バレルを下回っています。
IEAは「市場の『余裕』が比較的小幅であることを踏まえると、今後不安定な状況が予想される」との見方を示しています。
2012年の世界原油需要の伸びについては日量約80万バレルと、1%以下になるとの見通しを維持。OECD加盟国の需要が日量40万バレル減少する一方、中国を含むOECD非加盟国の需要は同120万バレル増加すると予想。
IEAは「景気見通しの軟化を背景に需要の伸びは引き続き抑制される可能性が高く、価格が高止まりすればなおさら抑制されるだろう」と指摘。
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